『敗北と死に至る道が生活』その631
我々が気をつけないといけないことは、今日学んだ知識は明日には古くなっているということだ。辰巳琢郎が”いいとも”に出ていたとき、携帯電話の電池は放電する前に充電するとよくないと言っていた。なるべく使い切ってから充電しないと電池自体の寿命がなくなると。確かに昔はそうだった。『メモリ効果』と言って、3分の1減ったからといって充電するようなことを繰り返していると残りの3分の2はいつまでたっても出番が廻ってこないから休んでしまう。使わない筋肉は弱ってしまうのに似ている。しかし、今使われているリチウムイオン電池はそんなことはない。何も気にせず使える。
このように以前の知識が無駄になるくらいだったらいっそのこと何も学ばず、基本的なことだけで黙々と作業出来る職業につけばいいが、最近は農業でも漁業でも新技術が必要なのだから困ったものだ。
ライオンやチーターにでもなって生肉食うしかない。ブラックペッパー程度は用意しておいた方がいいだろうか。そうだとしたらカンガルーがいいかもしれない。肉体にポケットがあるって便利だ。我々はせいぜい頑張っても耳に100円玉入れるか鼻にティッシュ詰める程度だ。いずれにせよキャリア・ウーマンには出来ないだろう。