『敗北と死に至る道が生活』その676
沖縄日記3日目(2004/07/19)2泊三日坊主なので最終日だ。車の中のBGMは常に Cocco か Begin だ。ベタすぎるがやはり沖縄の景色には似合う。沖縄の空はガンマ補正が凄過ぎる。青は青で緑が緑で白が白だ。正しい街。
首里城へ行った。私は3回目だ。3回も行くような場所ではない。2千円札はどこへ行ってしまったのだろう。そんなことはどうでもいい。首里城は明らかに日本の城ではない。色使いといい、息遣いといい。
玉泉洞へ行った。星の砂をもらった。多分ここも3回目だ。私は日本のどこへ行っても初めての場所が少ない。学生時代にバイクで日本一周したからだ。玉泉洞は何故か私は気に入っている。さとうきびをかじった。古い民家がある。琉球村も好きだが今回は行けなかった。古い暮らしは興味深い。とは行っても私が子供の頃までは祖父祖母の家はあんな感じだった。囲炉裏があり、板張りの縁側があり、台所は土間で、トイレは別棟。
室町時代から昭和初期ってあまり変わりがないのではないかと思う。ここ数十年で一気に文化は発達したのだ。だから人々の気持ちが追いついていかない。人の心がゆがんでいく。時間はかつて時速一時間で進んでいた筈だ。
喜屋武(きゃん)岬へ行った。雄大な景色だ。さとうきび畑の細い道を抜けると一気に景色が広がる。旅の締めくくりには最高なロケーションだろう。帰りにサンエーに寄ってポーク缶を買い、コンビニでじゅーしー弁当を買い、空港へ行った。
やっぱり夏は北海道に限る。