『あなたのやさしさをオレはアレに例えよう』その1351
東野圭吾の『手紙』を読んだ。犯罪に対して視点を変えて見たことを書いてあるのだが、こういう立場の人もいて、こういう結論を出さざるを得ないということに考えさせられた。犯罪はさまざまなところに影響を及ぼすので加害者にも被害者にもなりたくないものだ。『あのときあそこに行かなければ』とか『もっと注意して見ていれば』など、後で振り返っても遅い。あのとき福知山線に乗っていなければ、いつもは先の電車に乗っているのに。。。などはどうしようもない運命だが、少なくとも『青信号でも安心せず左右を見て渡る』『信号待ちで一歩下がっている』『上で窓掃除しているのはアルバイトで、何か落ちてきても何の保障もないから気をつけよう』などは普段から出来ることだ。
巻き込まれる確率はゼロには出来ないが、減らすことは出来る。わざわざ金を払って絶叫マシンに乗る人の気が知れない。そんなに人を信用出来る世の中?
なーんて考えていたらきっと楽しくないんだろう。こんな達観暮らしは私くらいの年になってからでいい。私だって20代の頃はなーんも考えずに絶叫マシンに乗っていたし。