『たぶんあさっても生活』その1427
無駄な作業について考えてみた。そんなことを考えること自体が無駄な作業とも言える。いまどきの中学は掃除の時間があるのかどうか私は子供を持っていないので知らないのだが、私が中学生だった頃は机をずらして、掃除をやっていた。問題はゴミを履いてチリトリで集める場所だ。
一か所でなくてもいいのに1か所にあつめたがる。一番前のゴミを一番後ろまでもってくる。そこでやっとチリトリに入る。だったら最初から一番前で1回チリトリに入れて、後ろはもう1回やればいい。
これと同じことがカレーにも言える、ルーをご飯に持ってくるのでなくご飯をルーに持って行ったほうがルーを移動しなくてもいい。ルーを皿全体に広げてしまう人がいるが、あれはまちがっている。ルールー言ってたらルーってなんだよと思う。
高級カレー店に行くとルーがアラジンの魔法のつぼみたいなのに入っていて、あれをご飯にかけて食うが、あれは間違いである。アラジンにご飯をいれて食うのだ。そうすることにより、皿のほうは全くよごさなくて済む。アラジンだけ洗えばよい。アラジンってなんだよ。
うちの近所にドーナツ屋が出来た。そこは連日行列が出来ている。1時間待ちも当たり前とか。そんなにドーナツ好きだったのかよ。訳が分からないのが行列をしながらみんなドーナツを食べている。これからドーナツを買うのにドーナツを食いながら並んでいる。どういうことかと見ていたが、店員が配っているではないか。『これからドーナツを買う人にドーナツを配る』。無駄な作業だ。
みんなせっかく並んだのだからと1ダース入りのケースを3つくらい買い込んで帰る。私も並んで見ようかと思う。そして、おもむろにこう言うのだ『一番プレーンなやつ1個下さい』と。それこそ無駄な作業だ。