『失って初めて気がつく..."なくてもよかったんだ"と。生活』その1448
映画の『東京タワー』を見てきた。本とドラマでは泣けなかった私がごく自然に泣けた。オダギリ・ジョーと樹木希林とその娘。配役が素晴らしく映画に素直に入り込めた。なぜだろう。脚本が良かったのかも。
脚本。松尾スズキ。インタビューを見たら、彼が一番じーんときた場面はお母さんが東京に出てくるシーンだと。私と同じだった。本を読んだとき、母が住み慣れた土地を離れてまで息子の住む東京に行かざるを得ない心境を考えたらじーんときた。脚本家と感性が一致していたのだろう。素直にいい映画だった。