『敗北と死に至る道が生活』その1822
小伝馬町の「紫苑」という定食屋は外見は古く曇りガラスの引き戸。ぐるナビにも食べログにもひっかからない地味な店。決して入ろうとは思わない。だが、入ると驚くほどの美人の店員さんがいる。その話をしたら、女子社員が是非見たいというので連れて行った。女子社員はオーダーを取りにきた店員さんをじっと見詰めて「かわいい」とつぶやいた。そんなメニューないぞ。
私には出来ない。まぶしすぎて直視できない。女子社員の評価は「超かわいい!」だった。可愛いというかしっとり系の美人さんだ。芸能人も含めてこんな綺麗な女性見たことが無い。
対応から仕事っぷりから全て見事だ。「狭い席ですみませーん」とか「合い席ありがとうございました」とか。癒される。100円玉を大量にエプロンに忍ばせてさっとお釣りを出す。おかげで回転が良い。プロの仕事だ。
彼女目的であろうサラリーマンで満席。
もれ聞こえてくる話は彼女の事だ。
・エビちゃんより可愛いんじゃね?
・夜はきっと違う仕事をしているんだろう。
・なんでここで働いているのだ。
・お父さんを手伝っているのだろう。
・けなげだな。
・銀座のクラブに居てもおかしくない。
全て憶測だ。が、同感だ。
このページを見ていて、平日のランチタイムに日本橋小伝馬町に行ける人なんていないだろうから、どうでもいい情報か。
女子社員に「負けを認める?」って聞いたら「負けを認めるってどーゆうことよ!」と言われてしまった。もっと素直に生きてください。