エレファントカシマシDB 管理人の日記 2008/12/12(金)

一番下へ

『敗北と死に至る道が生活』その1873
帰国日を曖昧にすることにより、日記をさぼっていたのである。なんだこの高飛車な切り口は。本当は水曜日に戻っていたのである。なんだその上から目線は。身長が高いから仕方ないのである。

4回目のニューヨーク。うち2回は仕事なので、実際は2回目感覚。

改めて東京の緯度っていいなと思った。北方領土とアラスカをなぞる様に行くのであるが。単冠湾(←ちゃんと読める人いるのか?)を見ながらちょうど開戦時期だなぁと思いを馳せながら。単冠湾がどこだか知らないが。

現地の夜はとても寒かった。わずかに雪も。あまり寒いので手袋を外したくなく、写真も撮らずに部屋へ戻りたくなった。でも本格的な寒さはこれからだから現地人に笑われてしまう。

寒いのでずーっとメイシーズにいた。エスカレーターが木で出来ていてガタゴト登っていく。子供相手のサンタランドに並んでみた。

クリスマスの飾りつけを見せられた後、サンタが居る個室に連れて行かれて写真を売りつけられる。最後にレジがあり、現実に戻される。もちろん買わなくてもいいのだが。子供たちはサンタ部屋が沢山あったことに気がついたか?

2度目のニューヨークなので観光というよりグルメ的な場所へ行った。イチオシが「Shake Shack」の

Shakeバーガー。元は夏のユニオンスクェアに出てくる屋台らしいが、あまりにうまいのでセントラルパークの左エリアに路面店が出来ている。

アメリカでは「小さい」と称されるそのハンバーガーは「日本人には適量」で、しかもおいしい。ハンバーガーで「うまい」と思ったことはあまりないが、これは旨かった。悪く言えば「非常に肉臭い」。しかし肉好きならば「こうでないと」となる。ポテトもおいしいし。蛇口から出てくる「ケチャップは使い放題」。ソフトドリンクのみで「コーヒーが無い」のが唯一の弱点。

なんだか括弧の使い方がザガットサーベイ風だ。

新しいハンバーガー屋が出来ると「corner bistroよりうまい?」とニューヨーク・ハンバーガーの基準と言われているらしい(嫁情報。女性はいろいろ調べてくれる。)

が、「corner bistro」のbistroバーガーはイマイチだった。バンズ、肉、野菜などのハンバーガーキットが皿に盛られて出てくる。自分でどうにかするらしい。が、ナイフもフォークも紙ナプキンも無い。どうやっても食べにくい。肉もでかいだけでおいしくない。これが基準の意味が分からない。とは言え日本のファストフードより全然マシだ。

朝食は前回食べて気に入った Majestic Deli 。

朝食に1,000円だから高いか。シーフードのサラダをベーグルでサンドイッチしてもらう。さっぱりしてておいしい。

やっぱり食べられなかったマグノリアベーカリーのカップケーキ。これぞアメリカというカップケーキ。

水色や紫のトッピングで見た目からして食欲を無くすが、食べてみて期待通り。体に悪そうな品の悪い甘さ。嫁も半分残した。休日は行列が出来る人気店のケーキを半分捨てる。なんて贅沢なのだろう。

並木道でお洒落な BLEEKER ST. を散歩。イタリアで食べてうまかったGROMのジェラート。この寒い中食べるもんじゃない。

ヒットは junior's のチーズケーキ。

相当うまい。適度な塩味と酸味。ドゥーブルフロマージュを超えている。高いけど。やれば出来る。

パームステーキはいい店だった。

日本人なので1皿しか頼まなかった。それで適量。トイレに制服のおじさんがいたのですかさず「今お金を持ってない」と言ったら心配するなと大笑いされた。水を出してくれて手拭の紙をくれた。嫁に聞いたら女子トイレにはいなかったとか。

ブルーノートでジャズを聴きながらワインとカクテルを飲んだ。

予約しなかったがタイミングのいい時間に行けたので座れた。黒人のおばさんの歌はうまかった。ライブはいい。

グラセン地下のオイスター・バーは2度目だが、クラムチャウダーもイマイチだし、カキは普通。海外でカキが普通に出てくるだけで素晴らしいのだとも言える。あえて行くような店ではない。

ロックフェラーのツリー。


嫁はブライアント・パークのツリーの方を気に入っていた。


エンパイヤに登ったらエンパイヤが見えなくなってしまうので、ロックフェラーに登った。


MOMA でゴッホ特別展に白いチケットで入ろうとしたらもぎりのお姉さんに拒否された。黄色いチケットしか入れないと書いてある。近くの受付のおじさんがこそっと黄色いチケットを出してくれた。様子を見ているとおじさんは何かを基準にこそっとチケットを渡す係みたいだ。

ここでもダリの描画力に驚いた。布の表現が布だ。

これだがコピーだと全く伝わらない。(写真撮影OKでした。)やはり生でないと。全てをうまく描くと写真になってしまうので敢えて画質を落としているのだと思う。晩年のこの人が風景画を書いたらそら恐ろしいことになる。シュールレアリズムの変人で良かった。基本が出来た上で破壊する。年とともに海外旅行は面倒になってきたがスペインだけは行きたい。

何度スタバに行ったか忘れたが、毎回「ショートはこのカップだけどいいのか?」とカップを見せられる。それだからいいのだと英語で言いたいがイエスしか言えない。ショートで飲む人なんかいないんだろうか?帰国して聞いたらアメリカにショートは無いと言われた。なんだったんだろうか。

夜景ツアーではブルックリン側から見るマンハッタン。

ウォール・ストリートのツリー。

ニュー・ジャージー側から見るマンハッタンを見せていただいた。

↑安いデジカメでの夜景撮影はこんなもん。

と、思われるだろうが元写真部の帰宅ダミー部員なのでこんな写真↓が撮れた。

こんな絵葉書のような写真は一眼レフでないと撮れなそうだが、安いコンパクトデジカメで十分撮れる。撮り方は露出を異様に長くする。露出が長いということは本体が動くとブレるので手で持たない。シャッターを押すときブレるのでセルフタイマーを使う。コツはそれだけ。

実際に撮った LUMIX で説明すると
1.シーン撮影で星空モードの15秒。
2.三脚か台か地面に置く。私の場合、上下の自由度がいいのでこんなミニ三脚を持ち歩いている。

3.セルフタイマーを2秒に設定。
4.半押ししてピントを合わせておく。
5.シャッターを押す。

これでカメラに触らず、2秒後にシャッターが押されて15秒間シャッターが開放される。ヘリが飛んだり船の軌跡が残ったりするとなかなか面白い表現になる。

これの応用で露出を一番低くして同じことを滝や川でやるとカレンダーによくあるような水が白くボケたような写真も撮れる。

撮影テクニックは構図と露出とシャッタースピードと被写界深度の組み合わせであって、無限通りにあるので難しい。一番良かれというバランスを提供しているのがコンパクトデジカメのオートモード。マニュアルモードにすればある程度のものが撮れる。面倒くさいけど。


筆者遠影
タイムズスクエアのTKTS階段にて


長い。

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