『敗北と死に至る道が生活』その1880
昨日の日記で車業界のことを書いたらブッシュ大統領がこんなことを発表した。BIG3救済。本日の勝谷さんの日記で教えてもらったのだ。一部引用
> 日本のクルマは売れ続けるのだろうか。
> いつか景気が回復すると、トヨタやホンダやニッサンはもとにもどるのだろうか。
> おそらく日本ではじめて言う人間になるが(苦笑)私はノーだと思う。
日本ではじめて言ったと書かれているのでその前日に書いた私の方が日本ではじめてということになる?
勝谷さんは養蚕業や石炭業のように自動車も世代交代する産業だと言っている。
母の実家が養蚕をしていた。私が小学生の頃夏休みに遊びに行くとカイコを育てていた。カイコは桑の葉しか食べないのでカイコを飼うイコール桑を育てることにもなる。畑には桑が沢山あって、毎日葉っぱを刈り取りに行く。カゴに背負い込んで持ち帰り、カイコの上に均一にバラまく。このバラまく作業を手伝った記憶がある。もともと毛虫やミミズといった細長いウネウネ動く生物は好きではないのだが、カイコは真っ白で新幹線みたいで格好いいと思った。
何匹いたのか知らないが桑の葉を一斉にかじる音が聞こえた。小さいむしゃむしゃという音が何万という個体から一斉に発せられるのだ。今考えると気持ち悪いはずだが当時はそんな感覚はなかった。カイコが繭を作る頃は夏休みも終わったあとなので見ることはなかったが格子状の紙枠に1匹づついれておくと機械製品のように綺麗に繭になって行く。
そんな仕事をする人も少なくなり、それをみんな受け入れて次の世代へ向かっている。
養蚕業が衰退して政府に支援を依頼しただろうか?カルロスゴーンは理論的に考えれば支援すべきだと、なんだか上から目線でいい放った。