『敗北と死に至る道が生活』その1984
いいメロディーって何なんだろう?と、三味線で行ってる教室の別の先生に聞いてみた。いい曲とそうでもない曲というのは「気のせい」だそうです。人によって感想が違うのだからそうなんだろう。「気のせい」で「いいと思う人が多い曲」がヒット曲。
科学的に言えば異なる周波数の空気振動が時間軸で並んでいるだけなので、そこには短調も長調も区別は無い。人の脳みそが勝手に「悲しい」とか「明るい」を経験値で判断する。全てのミュージシャンは「気のせい」をうまく利用している。
「メジャーコードにマイナーキーを少し混ぜる」のは「スイカに塩をかけると甘みが引き立つ」からだそうです。モーツァルトなんか塩かけまくり。私はスイカに塩はかけませんけどね。
「モーツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。」小林秀雄・・・凄い表現力だな。
若干の理論はあるようだが、カート・コバーンが理論を学んでいたとは到底思えないのでやはり理論や理屈で作曲は出来ないのだろう。
「コード進行に著作権はない」そうです。循環コードに著作権があったら大変だもの。