『それでも日常は続く生活』その2081
MUSICAを買って来た。自選作品集について語っていた。1曲1曲に思い入れがあって時間がかかって大変だろう。未発表曲まで聞いてるし。石君の作業大変だったら手伝ってやってもいいです。録音年月日順に並べて参照できるソフトを開発してあげます。石君メール下さい。盆休みは黒牛やらミート矢澤に行ったので、現在口内炎が出来ている。ちょっといいものを立て続けに食べるとすぐに口内炎が出来る。「いい加減にしろ」と体がメッセージをくれている。醤油が染みて痛いから食事も少なくなる。人間の体はよく出来ている。私だけかもしれない。私の体はよく出来ている。
とは言え、とろり練乳あずき。うまい!いい加減にしろ。
板尾日記を全て読んでいるので、ピッピ(赤ちゃん)の話は身内の不幸のように感じる。天使のまま天国へ行ってしまった。それでも日常生活は続き人を笑わせないといけない。しばらくは板尾さんが面白いほど悲しみを感じるだろう。
今年の春、知人の親友の奥さんが交通事故で亡くなった。青信号を歩いていて止まっているダンプカーの前を通った瞬間ダンプカーが動いてしまった。警察からの報告によるとダンプカーの運転手は左の巻き込みばかりに気を取られ、真下を歩いている奥さんの存在に気が付かなかったとか。まさか止まっているダンプカーに轢かれるとは。すぐに停止したのだが。車体が重いだけに。
彼はしばらく生きる意味を失ってしまったが、それでも真面目に会社には来て逆に周囲に気を遣ってか以前のように振舞っていたという。家に帰れば、病気なら覚悟があるが、事故だけに奥さんの持ち物が途中の状態で存在し、彼はそれを遺品とは呼びたくないと言い、今までどおりにしてある。奥さんの物であふれた部屋が落ち着くのだそうだ。
私もそうするかもしれない。年が年だけに死ぬまでそうするかもしれない。
と思っていたら、最近それを片付け始めたと聞いた。逆に辛さが増してきたのだとか。そういうものかもしれない。人のことを自分のことのように考えて分かった気になっていた自分が恥ずかしい。「あなたの気持は分かる」などと軽々しく口にするものでない。
休日ごとに部屋を片付ける。いちいち思い出があり、とても辛い作業だと思うのだがゆっくり丁寧に整理をしているそうだ。当然ゲームなどやる気も起きずに、押入れに入れてしまおうと思い、メディアを取り出すために電源を入れたら Wii の Mii に奥さんの似顔絵が登録してあって、その中でちょこまか動く奥さんの姿を見て号泣してしまったそうだ。「目はも少し上」「鼻はそれしか選べないの?」二人で作った分身が仮想空間では元気に動いている。電源を切った真っ白な Wii は仏壇に置いたと。
日常が淡々と過ぎゆきて人の記憶は穏やかになれ。