『敗北と死に至る道が生活』その2234
ソフトバンクの販促の人が「今ならアイフォンお得になっています」と言っていたが日本では「アイフォーン」と言わなければならないと教えられていないのだろうか。スマップのCMでも気をつけて聞いていると「アイフォーン」と言っている。どうでもいいか。先日関東地方に見立てた平面に単細胞の生命体を東京に置き、地方都市にエサを置いておいたら単細胞の生命体が移動した道が路線図のようになっていて、1系統が封鎖された場合の迂回路を考えると現実の路線図より効率的だったという実験をニュースで見て、「へぇ」と思ったが、嫁が「それの何がすごいの?」と冷静につぶやいた。大多数の人が「へぇ」と思ったし、面白いからニュースになったと思うのだが、それの何がすごいのだろう?本当は直線の方が効率的で現実は地形の障害を避けるためにくねくねしている。
この実験では平面は平らだった。冷静に考えるとすごくない。むしろ単細胞の生命体が直線でエサまでたどり着くほうがよっぽど驚くべきことなのだ。だが、これだと絵として美しくない。
「それの何がすごいの?」と一見バカに見える発言の方が賢かったりする。メディアリテラシーに踊らされるなと自覚していた私でさえこのザマである。庶民の皆さんなんかそれ以上だ。