『敗北と死に至る道が生活』その2301
先日のタモリクラブで神田川の暗渠に潜入していた。川マニアにはたまらない。歌で有名な神田川、源流は井の頭公園。東京の川は治水のためことごとく矯正されている。うちの近所の渋谷川は「春の小川」の歌詞発祥の川だ。今はない。暗渠には流れているのだろうか。知っている人しか知らない。このように小さい川はフタをされてドブ代わりに使っていた。以前私が住んでいた立会川は砲台の土台石が出てきたので龍馬ブームに乗っかって賑わい出した。私が知っている立会川は汚かった。今では東京駅の地下水を引っ張ってきて流しているそうだ。鈴が森処刑場に行く死刑囚と家族がここで別れたから立会川と言うのだそうだ。泪橋という橋もある。
エメェ・アンベールの「絵で見る幕末日本」に鈴が森処刑場の挿絵がある。巨大な仏像と焼かれる人間。地獄絵図だがアンベールさんが記録してくれたから当時を知ることが出来る。生麦事件があったころだから外国人が散歩するだけで危険だったのだ。ありがたい話だ。
私は昔住んでいた場所を結構見に行く。小学五年まで住んでいた社宅は今では跡形も無くなっているが、たまに行ってその頃を思い出しながらぼけーっとしてしまう日がある。このくぼみこんなに小さかったっけ。とか。保育園もどうなっているか見に行ってしまったが、知らない人が見れば危ないおじさんだ。
数年前、玉川上水の暗渠を探し回ったことがある。新宿駅南口の甲州街道脇には玉川上水の暗渠があるのだが、JRの線路がまたいでいてよくわからなくなっている。私に羽村から四谷まで水を通せといわれても出来ない。単純に土を掘って流しても下にしみこんでしまうだろう。一度でも低いところを流すと上ってこないので尾根を探して通すか、神田川のように深く掘るかいずれかだ。江戸時代の治水工事技術ってのは凄い。でも四谷から先は地下に樋を作って水を分配していたというからそっちの方がもっと凄い・・。
先日勉強した荒川の治水工事は当時としてはパナマ運河クラスの一大工事だったそうだ。そういやパナマ運河もすごい。大西洋と太平洋を水位調節しながら船を通す。大西洋と太平洋の水位が違うのかと思っていたが一旦高いところを通すようだ。すごい。
もういいってか。川の話をすると止まらなくなる。
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