『敗北と死に至る道が生活』その2319
Japan Jam ってことで、Charaさんの Sugar Hunter と Kiss を借りてきた。もう少し早く思い立ってもよさそうなものだが。。。Swallowtail Butterfly でも演らないだろうか。確かミヤジが好きな曲にあげていた。小林武史さんつながりで、ライフから選曲ないだろうか。ないか。
将棋の羽生さんと爆笑問題が対談していた。将棋の対局というのは有限だそうだ。あの小さな盤面の出来事だから当たり前といえば言えるが、10の何乗だか忘れたが人間にとっては無限だ。
コンピューターと人間の話が面白かった。私はコンピューター技術者なのでもし将棋ゲームを作るとしたら全ての可能性をピックアップしてベストだと思われる手を打つ。LOOPの中でIF文を回してベスト係数の一番大きかった手を打つ。将棋の実戦経験が少ないので「ベストだ」という思考回路は思いつかないが。コンピュータは全ての可能性をグルグル回すのが得意だ。
羽生さんが言うには「人間は思考を排除できる」。これコンピュータには”出来ないこと”だ。思考しか出来ないと言ってもいいくらいだ。やるとしたら「何を基準に排除するか?」という処理を入れ、結局全てのパターンを見ながら「排除対象」かを見ることにするか、もしくはランダムに処理をスキップするかのどちらかである。要するに形がある。設計者のクセが形となって出てしまう。現時点ではまだ人間の方が強いそうだ。コンピュータにしても元々は人間が作ったので、どこまで進化しても所詮人間vs人間だと思うが。
羽生さんには形が無い。羽生流という定跡が無い。定跡が無ければ攻略もされない。「形がなければ壊れない」のだそうだ。瀬戸大橋は極端に言うと地面に固定されていないと聞いたことがある。本州と四国に乗っかっているだけなので地震でズレても壊れない。うろ覚えなので違うかもしれない。人には言わないほうがいい。だからと言って犬に話しかけるのもどうかと思う。
太田が、漫才なんか必要ない。必要ないことを一生懸命考えていていいものだろうかと悩むと言っていた。羽生さんも将棋のことを考えて日が暮れる人生でいいのだろうかと悩む。悩んでないのは田中だけだった。