エレファントカシマシDB 管理人の日記 2010/07/16(金)

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『敗北と死に至る道が生活』その2376
 頑張った日にはプレミアム・モルツ。と言いながら大して頑張ってない日にも飲んでしまう皆様今晩は。そうやってダラダラした人生を送ってりゃいいですよ。俺か。

 最近は何でもありがたい。「赤い人」と「高熱隧道」。そして「維新前夜」などを読みふけているせいもある。

 「赤い人」は北海道を開拓させられた囚人たちの話。寒さの中強制労働させられる。犯罪者だからと片付けられるものではないが、そういう時代を経て現代があるということを再認識させられた。今度北海道に行ったらそんなバックボーンを思いながら風景を見ることだろう。土地へ行くならいろんな知識を持って行きたいものだ。修学旅行の京都なんかなーんも考えてなかったっけ。「古事記」と「日本書紀」も読んだのだが、エロ話多数なんですね。皮を引っぺがした馬の死体を風呂に投げ入れたり猟奇的な面も。

 「高熱隧道」は黒部ダム建設の話。温泉地だから掘ると100度以上のお湯が噴出す。その中を発破仕掛けて掘り進む。100度以上だから自然発火してしまう。もちろん違法行為なのだが国家プロジェクトだからとごり押しする。結果吹き飛ばされる。吹き飛ばされるのはもちろん現場の工夫であり、自分も吹き飛ばされるかもしれないという恐怖と、こんなことをさせるのかという怒りの矛先が現場を管理する会社の人へ向いてしまうのを抑えるためか、自然とそうなるのか現場を管理する会社の人は遺体をかき集めて抱きしめて、出来うる限り復元して糸で縫って棺おけに入れたのだという。
 
 「維新前夜」は明治維新の前の時代の話。例のサムライがスフィンクスの前で写真を撮った旅の物語。文明が世界と交わり始めた頃の貴重な話。中国があっけなくイギリスに支配されたのを見て危機感を覚えた幕府は鎖国を続けたいとフランス政府に伝えるために旅団を結成して行くのだが、途中のエジプトでスフィンクスを見物する。パリの町を見て「これ江戸に持ち帰ったら売れるな」と思いながらも「いかんいかん鎖国の交渉に来たんだ」というシーンが印象的だった。
 
 当時パリは進んでいたので珍しいものを見るときも好奇の目はあまり表に出さず一瞥くれたという。東京で芸能人を見てもあまり騒がず通り過ぎる感覚と同じだろう。アジアの小国の人間が来ると聞いたパリジャンもサムライがびしっと決めた姿を見て、今風に言うと「クール」と感じたそうだ。天皇を持ち、藩を持ち、国の未来を憂いた上の世代はやはり立派だったんだ。

 水道から水が出てくるだけで「ありがたい」と思う。

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