『敗北と死に至る道が生活』その2527
具合が悪い気がして土日寝ていた。頭が痛い。中学校の同級生に「笠原正隆」というのがいた。当時の中学生男子は肩から掛ける白いキャンバス地のカバン(あれはなんというネーミングなんだろう)を使っていた。多感な時期の中学生に白いキャンバス地に何も書くなと言うほうが無理で、みんなそこに自己主張的な落書きをしていた。多くはローマ字で名前を書いていた程度だが。笠原正隆君も例の漏れず肩からかけるベルトにローマ字で書いていた。"MASATAKA KASAHARA"。「お前Aばっかりだな」と言われた笠原君。「血液型は?」ときかれ「B型」。。「なんでAじゃねぇんだよ」と全員から突っ込まれていた。私はそんなことより「血液型ってどこで教えてくれるんだろう」と誰にも言えず心の中で思っていた。中学生レベルな話だ。