『敗北と死に至る道が生活ならば』その2692
朝は果物。やうやう白くなりゆく山ぎは。なんのこっちゃ。こうは見えても物を作るのが好きらしい。好きだったプラモデル作りの代替として趣味を手芸にした。プラモデルは完成品が邪魔だ。履歴書の趣味欄に「手芸」と書いてあるおっさんがいたら気味が悪いだろうという魂胆だが、おじさんになると履歴書なんか書かない。結果、何の役にも立たない。
日暮里で買ってきた端切れで、シュシュを作った。面倒くささと面白さとせつなさとYシャツと私の頭の中の記憶を消しゴムで消して下さい。部品取りで買った900円のシャツが意外に着られるので部品が取れなかった。日暮里はエドウィンのビルの近くに試作品で商品化されなかったアイテムを安く売ってたりして散歩すると面白い。ベルトなんか半額だ。女子ばっかだけど。