『敗北と死に至る道が生活』その2723
人の視線が気になる場合。ちょっと変だとジロジロ見られるが、もっと変だと誰も目線を合わせないからやってみるといい。そんなことはどうでもいいが、缶ビールをコップに注ぐとき最初に高い位置から注いでわざと泡を一杯にしてから泡が落ち着くまで待って、斜めにして泡の下に残りのビールを注ぐとジョッキ生風になるという噂話をいまだに実践しているのだが(そのまま静かに缶のまま飲んだほうがいいという説も聞いたことがある)、実家に帰ってそれをやると母が「まぁそんなに泡一杯にして」と必ず言う。酒の飲めない母にはその度に説明しているはずなのだが、先日帰ったときも「まぁそんなに泡一杯にして」と言っていた。10年前の私だったら言葉の暴力で圧倒していた。いまでは自分も何か忘れることを知っているので人のことを言えないと思う。未熟者は常に成長期。新宿南口の工事のように永久に完成しない。「完成したらやりたい工事」というのが山ほどあるから。
にしても母は忘れすぎだ。
姉と「普段からああだから病気的にボケが始まったのかどうかが分かりにくい」と言っている。