『敗北と死に至る道が生活』その2813
私がおじさんだからか、あなたがおばさんだからか知らないが、今の若手バンドのことを知らない。・・・と思っていたが、ギター雑誌の表紙ってメンツが私が若い頃とそう変わらない気がするのは何故だろう。今の若い人はギタリストのギターテクをコピーするような方法で音楽を捉えていないのかもしれない。うちら世代はヴァン・ヘイレンの [Eruption] とかマイケル・シェンカーの [Into the Arena] を練習したものだ。で、いざ文化祭になると急にサザンをやったりする。一般の高校生なぞコンセプトのかけらもありゃしないのだ。58秒から始まる音もキーボードではなくギター。
かのトヨタが「免許を取ろう」ってCMするくらいな時代。大人になったら車を買ってドライブする夢を抱いていた世代からみると「え!そっから?」という感じだ。私が最初に買った車は赤いプレリュード。オプションで彼女がついてくる。と言われていた。嘘だった。真っ赤な嘘だった。町には Boowy の音楽が溢れていた。
そんなふわふわな時代にエレファントカシマシは「花男」を歌っていた。時代に媚びずに己の道をゆく。素晴らしい。