『敗北と死に至る道が生活』その3159
日和山公園から見た石巻の海岸。新しいお墓だけが立ち並ぶ。供養物をカラスが喰う。
人々の想いがつのるほどカラスがはびこる。荒涼とした光景にカラスと風の音しかないく、やるせない気持ちになる。
どこでも手を合わせてからシャッターを押させてもらった。そうせずにはいられない光景が延々と続く。日本製紙の工場が復活して雇用を生んでくれている。大企業は強いが中小や小売は大変だ。
夜に入った石巻駅前の寿司屋ではここまで1m浸かったと聞いた。川が近くにあるとはいえ海まで2Km以上ある。エアコンの室外機は町中で全滅したそうだ。門脇小学校はモニュメントとして残せという声が多いそうだ。部外者なのでなんにも言わないが、寿司屋の大将は、そういう人たちは維持費をずっと出すのか?と疑問を呈していた。東北日記はこれでおしまい。