『敗北と死に至る道が生活』その4259
母がほぼほぼ歩けなくなった。姉が「施設で車椅子ばっかり乗ってるっからでしょ」と。デイサービスやショートステイの職員は車椅子に乗せてしまった方が楽だ。これは当然のことで別に悪くは無い。そこまでやって頂く契約では無い。自力で頑張らないと。で、高齢者が「歩く」という行為に対してどれだけ前向きになれるだろうか?50、60で怪我をしてリハビリをするんなら、「また歩くんだ」という意思があるが、80過ぎて頑張ったとして。。。ということが頭をかすめるのだろうか。高齢者になってみないとわからないが、歩くのが辛いのに周囲から歩け歩けと言われる。そんなに頑張ってもこの先に何があるんだろう。などと考えるのは私が冷徹な人間だからだ。
母が死んでも体の全部使い尽くして死んだんだからいい人生だったと思う。まだ死んで無いけど。冷徹すぎてごめんなさい。