『敗北と死に至る道が生活』その4326
京都市がシステム開発に失敗した。ITあるあるだ。形のないものを作るのは難しい。依頼者側も見ただけでは正しく動くのかどうか不明だ。そもそも何が正しいのか。依頼者側の正しさと開発側の正しさの一致はされていたのか。みずほ銀行もサクラダファミリアシステムの開発がやっと終えたとか聞くが、ふたを開けてみたらどうなるか。失敗する理由は自分のところでシステム開発が出来ないからだ。全部入札で受託させる。結局丸投げなのだが、システム開発に必要な条件を全て言わずに「こうやっている」と説明する。ITベンダーにも聞き出す能力がない。「こうやっている」ことをコンピュータに再現させようとする。「こうやっている」ことがそもそも遠回りか、もしくはばっさり捨てられるかもしれないのに、誰もそこを考えない。
全ての失敗はコミュニケーション不足。小さなITベンダーに限ったことではない。人事院と富士通とか。問題なさそうに運用している。いや「させてる」。あまりうまく動いていないと言ってしまうと国民がぎゃーぎゃー言うからだ。開発場所がないから自社に持ち帰る。自社に持ち帰って社員に伝える。もうこの時点で伝言ゲーム化。IT技術者を職員として採用しちゃつたほうが早いのかもしれない。