『敗北と死に至る道が生活』その4387
昨日の日記で一人の時間が無いという嘆きのような駄文を書いたが、嘆いてはいない。晩婚だったため、独身時代をかなり満喫して好きなことに費やした。バイクで日本中旅をし、空いた時間はギター。なんだかスナフキンのような半生をすごして達成感は有る。多くの夫婦はお互いを「ママ」「お父さん」とか呼ぶ。子どもがいるからだろう。うちには子どもが居ないので妻は母ではない。私もお父さんではない。歳を取った男女だ。こんなことを書くのは大変恥ずかしいが、寝る前には一瞬だけひとつの布団に入り、世間話をする。本当に寝るときは別の部屋。一緒に寝たら寝返りも打てない。
お互いにくだらないことで残された時間を無駄にするようなことはしない。折り返し地点は確実に過ぎているのだから。