『敗北と死に至る道が生活』その4429
正義ってなんだろう。新幹線で刺された女性を助けようとした男性が死亡した。非常に勇敢で尊敬する。私だったらどうしようかと自分自身に問うた。おそらくとっさの判断では「助けなければならない」となるだろう。「何かを盾にしてどうにかできないかと」それが男としての判断だ。実際に出来るかどうかは別としても。
一方で守るべきものは何だろう。冷静になれば私は妻を守りたい。今回殺窖されてしまった男性には非常に申し訳ないし、こんな非情な意見は書くべきではないかもしれないが、逃げて生きて今後の人生が続く限り妻を守りたい。ただ逃げるのではなく守るために逃げる。そのためには「逃げる」という選択肢でもいいのだという意識付けが出来た。男性のご冥福をお祈りします。