『敗北と死に至る道が生活』その4455
先日、マツコが夜の街を徘徊する番組で雑貨屋に入ったとき、「これってここも光るの?」というマツコに、店員が「光ると思います」。妻と顔を見合わせた。
「こういう人いるよね」と。
「光ると思います」???こっちは事実を知りたいだけで、あんたがどう思うかなんてどうだっていいのだ。店内全ての商品知識なんて不可能なんだから即答は求めない。こっちが知りたいことの回答としては「やってみますね」だ。店員なんだからコンセントにつないで実際にやってみればいい。光れば「光りますね」だ。光らなければ「光りませんね」だ。それ以外無い。
「こういう人いるよね」と妻も思うということは、幸い妻はそういう不思議な人ではないということだ。
仮にこういう不思議な人に「こういう人いるよね」と言ったときどうなるんだろう。自分がそういう人なんだから店員にもそこまで要求しないんだろうか。それならそれでいい。こういう不思議な人もきっとどこかで役に立っているはず。発想が自分と異なる人種を排除するようなことも気持ち悪いと思う。多様性があるから世の中は面白いのだ。
気が利かない人を批判するより気が利く人をほめよう。そうしよう。