『敗北と死に至る道が生活』その4864
妻がAmazonのサーバーがおかしくなると、株や航空券にまで影響するのは何故か?と問われた。疑問に思ってる人も多いと思うので解説すると、いわゆるクラウドである。証券会社や航空会社は今までは自社でサーバーを用意し、そこにシステムを乗せていた。サーバーというのはハードウェアであるから、故障したり温度管理をしたり、物理的に設置場所が必要だったり、災害大国の日本であるからバックアップ系統を東日本と西日本に置いたりと、金がかかる。Amazonが提供するクラウドサーバーに乗せてしまえば、サーバーの管理や場所なども不要となりソフトウェアに専念出来る。レンタル料金は高いが、自前サーバーを考えたら安い。だからAmazonサーバーがトラブルといろんなところに影響が出る。デジタル庁も当然クラウドを目指して作業している筈だが、こんなことで止まるような仕組みは怖い。政府系がAmazon web services を使うなんて、アメリカのボタン一つで混乱可能。日本のITベンダーもクラウド提供しているが流行らない。サプライチェーンリスクで、中国系は許可されないが、アメリカだったらOKというのもなんだかなぁと言う感じだ。