『敗北と死に至る道が生活』その4993
そうならないという体質というか。朝などは道を結構な人数が歩いていて、そのリズムで後ろを歩いているにも関わらず急に立ち止まる人がいる。なんで「後ろに人が歩いているかもしれない」と思わないのだろう。想像力がないのだろうか。こういう人が事故る。
パソコンを使っている人が質問しにくると、何故そういう状態になったのか不思議な人がいる。一方でパソコンに詳しい人はそうはならない。何故かはうまく説明出来ない。コンピュータなんか誰がどうしようと同じ結果しか出ないはずなのだが。パソコンに詳しい人には一定のリズムがある。例えばプルダウンの何かを選択したあとは無意識に無関係の場所をクリックする。これは呼吸というか気のようなもので、いつまでもプルダウンにフォーカスがある状態はよろしくないと知っているからだ。最近はマウスムーブでフォーカスが外れるのだが、昔のパソコンはプルダウン触ったあとにマウスのスクロールを動かすとプルダウンの選択肢が変わってしまうということがあった。素人はボタンを連打したりする。私もエレベーターのボタンは連打してしまうことがあるが、ブラウザは「ポストバックを待て」と思う。これは中身を知っているからなのか?私は「後ろに人が歩いているかもしれない」と同じ現象だと思っているのだが。だからありもしないクレーンが倒れてくると常に思って生きている。「ビルから飛び降りる人がいるかもしれない」も追加した方がいいのか。小心者はありもしない危機や未来の心配で疲れる。