『敗北と死に至る道が生活』その45
ゲームはレベル設定出来るが、映画はレベル設定出来ないのが問題なのだ。
例え話だが、『虎穴に入らずんば』と言えば誰だって『虎児を得ず』と分かる。だったら『虎児を得ず』と言わなくてもいいのではないか。『虎児を得ず』じゃない場合だけ続ければよい。私が映画が嫌いなのは2時間も時間をかけながら『虎穴に入らずんば虎児を得ず』ばかり言っているからだ。ひどい映画だと『虎穴に~入らずんば~虎児を~得ず~』となる。これだけで1時間かかる。
『虎穴に入らずんば』だけで切り上げて次の場面にいけば1時間で収まる。もっと言えば『虎穴』だけで良い。
映画が2時間もあるのは『虎穴』だけで次の場面に行ったら話が分からなくなる人が多いからだろう。映画は最低レベルを基準としている。『虎穴』だけで成り立っている30分程度の映画が見たいかと問われればそうでもない。本が読めれば映画など要らない。
本は飛ばすことが出来る。戻ることも出来る。トイレにも持っていける。しかし映画見ようが本読もうが所詮死ぬのだ。どうだっていい。