『敗北と死に至る道が生活』その104
今、私の関心は北朝鮮だ。北朝鮮は『腐敗した資本主義社会』を大げさに宣伝し自国民族の意思統一を図っている。これが間違っていると言えることは、それが嘘で固められているということで明白である。しかしながら何が進んでいるのか分らないけど先進国とよばれる多数の資本主義社会が『資本主義社会は腐敗していない』と胸を張って言えるだろうか。幼児虐待、家庭内暴力、無差別殺人、政府公認のドラッグ・・・。自由にも程がある。
北では韓国の国民がキムチを少量しか漬けないのをテレビ放映し、『資本主義の南はこんなに貧しい』と国民に伝える。国民は『これでも南より豊なのだ』と思う。実際は韓国ではいつでも新鮮な白菜があるのだから一度にそんなに漬けなくても十分なのだ。情報操作だ。日本だって外務省が情報操作してるか(汗)
韓国のアジア大会に北朝鮮が送りこんだ応援団もかなり選ばれた人たちだ、という印象を受ける。
昨日ベルリンマラソンを見ていて思った。高橋尚子の何が凄いって走り終わったあとの表情が良い。ベルリンの壁が無くなってから何年経つのだろうか。経済格差、国民の意識、統一後の偏見等、難しいだろうが、やれないことはないという実証だ。朝鮮半島の統一が実現したらどんなに素晴らしいことだろう。国家とかそんなメンツはどうだっていいのだ。戦争・拉致事件・KAL機爆破事件、それぞれの立場で離れ離れになっている家族がいる。この人たちが生きている間でなければだめだ。夢を見たまま死んでしまった人もいるかもしれない。
もし私が当事者だったらと考えるとやりきれなくなる。私には直接関係無いのだけれどもそんなことを考えていた。