『敗北と死に至る道が生活』その210
大阪の方から『みっくちゅじゅーちゅ』が東京にもあることについて知って驚いたというメールをいただいた。んー。どうなんだろう。あまり一般的に出回ってはいない。例えば街を歩いていて『みっくちゅじゅーちゅ』が売られている自販機に遭遇する確率はサイコロを6回振ってハートのエースが出るくらいの確率である。しかるに私は『ペヤング』が全国にあるのかと思って育ってきたのだが、意外に『ペヤング』の販売地域が狭いということをつい最近知った。自分の地域で当たり前に存在するものは他でも当たり前に売られていると思いがちだ。ましてや東京だ。
『ペヤング』とはカップ焼きそばであって、これを食べたら日清UFOなんかどっかに飛んでいってしまうくらい関東では定番なのである。よりによって『ヤング』に『ペ』をつけていることによりかなり間抜けだ。嘘だと思ったらあなたもおでこに『ペ』と貼って歩いてみるがいい。
福岡の『ごぼ天うどん』なんか誰からも見向きもされない。ところがこの『ごぼうの天ぷら』と『うどん』という至ってどーってことない食材同士が手を組んだ瞬間にそれはフランス料理に匹敵するくらいの格付けとなる。ちなみに私はおいしいフランス料理に遭遇したことがない。
話の流れからこうなってしまったが『ごぼ天うどん』は本当にうまい。しかるに『ごぼ天』でご飯喰ったらもっとうまいに違いない。しかるに?