『敗北と死に至る道が生活』その281
日本人は潔癖症だ。やれ除菌、抗菌。目黒寄生虫博物館にでも行って自分のキンタマに寄生虫が入り込んで頭より大きくなってしまって、歩くときに二人でかついで歩くの図でも見てきたらいいさ。箱ティッシュは常に1組出ている。1組引っ張り出すと次の1組が出てくる。使う分の1組は常に外気にさらされている。そんなところウィルスが飛んでいた場合、常にウィルスがついた1組を使うことになる。便利と危険は常に背中合わせだ。
出向元の機密管理にサインをさせられた。パスワードは紙に書いたりしないこと。最低でも三ヶ月に一回パスワードを変更すること。でも私が突然死んだらどうなるのだ。資料にも残していないパスワード。誰も管理システムにさえログイン出来ない。つまり一千万円かけて作ったシステムをメンテナンスもできずに捨てることになる。やっぱりパスワードは固定で画面にマジックペンで書いておいた方が安全だ。『そこに入られた』ということはビル管理自体に問題がある。便利と危険は常に背中合わせだ。