『敗北と死に至る道が生活』その369
職場にコーヒーにうるさいと言う人がいる。別に「コーヒー!!」と大声で叫んでいる訳ではない。と思う。と思いたい。そんなことでコーヒーにうるさくても困るからだ。きっとコーヒーを飲んだだけで豆の産地とか、ブレンドの比率とか、ネルドリップかどうかとか、酸味がどうでペーハーがどうのとか、芸能人の誕生日がおおむね言えたり、無意味に写真撮ったりするのだろう。
キリマンジャロが産地なのか種類なのか山なのか広告審査機構なのか、私にはよく分からないけれども、きっと「コーヒーにうるさい」と言うくらいだから、かなりこだわりが有るんだろう。
聞いてみた。「私が知らないような種類のコーヒーもあるんでしょうね」
「そりゃそうさ!BOSS、FIRE、ROOTS・・・いろいろあるのさ」