エレファントカシマシDB 管理人の日記 2003/09/16(火)

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『敗北と死に至る道が生活』その389
広島(2003/09/15)は荒れたようだ。今更ながら驚くべきことではないが、新しいファンのかたは少なからずショックを受けたのではないか。以下はミヤジの心を代弁する私なりの考察である。数少ないファンを減らさない為にも今回のことだけでエレファントカシマシを判断するのはもったいないことだと伝えたい。当然私はミヤジではない。しかし同世代として察するところもあり参考にして頂きたい。

21世紀現在このニッポンでギターを投げつけるミュージシャンがいるかどうか、私は他のミュージシャンに興味がないので知らない。他のミュージシャン(特に男性バンド)への興味をなくしたのは他ならぬエレファントカシマシのおかげだ。おかげで無駄なCDを買わなくて済んでいる。ステージを破壊するほど真剣に音楽と勝負しているバンドを知ってしまったら他のバンドを聞くのが馬鹿馬鹿しくなる。70年代の洋楽ロックシーンにおいてはギターを燃やしたり、ステージに叩きつけるパフォーマンスが多かった。パフォーマンスと言えるのは『リッチー・ブラックモアは叩きつける用のダミーギターを用意している』という噂からだが。

37歳にしてメンバーにギターを投げつけるミュージシャン。その後すぐに、大人気(おとなげ)なかったと反省しきり。30代も後半になればなるほど恥ずかしい過去を思い出す。もうあんなことはしないと誓う。しかし突発的に大人げない事をやってしまう。そしてまた反省する。一人になると10代、20代、30、31・・・恥ずかしいことばっかり思い出す。

私も日々これの繰り返しだ。JRスイカカードが残高不足で自動改札機が閉まる。出る前に閉まればいいのだが、出た後に閉まる。結果、私の後ろの客が出られなくなる。のこのこ戻るのも面倒だからそのまま帰ってきてしまった。あー大人気ない。家に帰って反省しきり。そんなガキみたいな行動してちゃダメだ。次元の低い比較で申し訳ない。

ステージ上のハイテンションの中で何をやったって構わない。むしろ瞬間的に怒りを露(あらわ)にする方が表現者として相応(ふさわ)しいのではないか。ひとたびステージを降りればこんな詩も書ける男のことだ。

春の風は俺を舞台上に立たせる
あるべきでない場所へ俺もぐりこんで
追いたてられたカラスよろしくの体たらく
結局一人芝居の心の生贄だった
さらば俺に帰ろう

俺はやさしさと軽蔑取り違えていたんだろ
信じればこそ俺は強く求めよう
今以上の俺を
ただあるべき場所へ帰れ
さらば俺に帰ろう

異常ハイテンション時代のガストロンジャー直後から『good morning』発売後しばらくミヤジはメディアに露出する。『HEY3』や『Mステ』は音楽番組だから良いが、『さんまのまんま』や『王様のブランチ』にまで出てしまう。私は見なかったがドラマにも出ていた。これが『あるべきでない場所へ俺もぐりこんで』だろうか。アルバム『俺の道』で『あるべき場所』へ帰った。信じればこそ確かなものを伝えきれない場合にはギターだって投げつける。会場が凍りつく。ミュージシャンとしての真剣勝負ゆえに、怒りがメンバーに向かってしまうこともある。これはメンバーに対する『甘え』でもある。メンバーはいつだってミヤジを受け入れてくれる。

ミヤジは精神的に何年かの周期であっちへ行ったりこっちへ行ったりする。それと同時に瞬間的にもあっちへ行ったりこっちへ行ったりする。かなりムラがある。私はミヤジがよく使う『ぶざま』という単語そのものが彼の、そして全ての人にとっての『人生』だと思っている。我々ファンは、ぶざまなこの男を強く信じているのだし、他のメンバーも我々以上にミヤジのことを分かっている筈だ。ミヤジを信じて彼の表現全てを受け止めようではないか。ロック屋として己の道を行くミヤジを。

(追記)
ミヤジがこれ読んだら泣くな。きっと。なんちゃって。
『俺の道』ツアーでは無理だろうが、そろそろ『月の夜』や『涙』や『月夜の散歩』などアンプラグド系も聞きたくなってきたのは秋のせいか。

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