『敗北と死に至る道が生活』その393
ところで体が丈夫過ぎるというのは、健康によくないと思う。病が活発に活動してしまう体だから体だからだからだろうか。人はそこそこ具合が悪い方が健康的なんじゃないだろうか。こうは見えても健康マニアの私は「酢が体にいい」と聞けば西に赴き、酢を1リットルばかり飲み干して咽(む)せてみたり、「プルーンが眼にいい」と聞けば、1日中プルンプルンさせている。「冷え性には生姜がいい」と聞けば生姜を食べてみたはいいが、よく考えたら冷え性でもなんでもなかったりする。かえって暑苦しい。全部「みのもんた」の指示である。彼が「ココアは胃潰瘍にいい」と放送した日の夕方ココアを買いに行ったら殆ど売り切れていて愕然(おどろいちゃったなぁもぅ)としたものだ。そんなにみんな胃潰瘍だったのかと。何なんだこの現象は。日本経済は「みのもんた」が牛耳っているといっても過言だ。スーパーは「おもいッきりテレビ」の内容により仕入量を増やしている。またはスーパーのメニューにより「おもいッきりテレビ」の内容を変えている。と私は睨(にら)んでいる。何故なら「笑っていいとも」の内容により仕入量を増やしても何の事だか分からないからだ。いい大人が「みのもんた」に操られているなんて馬鹿も休みがちだ。