『敗北と死に至る道が生活』その435
真面目な人が損をする社会なのだから不真面目に生きればいいと思わせるこの国。それは新聞の契約にも如実に顕れている。一番損をしているのが自動引き落としで契約している家庭。新聞屋にとって一番手のかからない客だ。
手がかかる客は3ヶ月毎に契約を切り、おどしてくる客。一番タチが悪い。それが私だ。
集金も訪問で、契約の延長も訪問で人手がかかっているクセにサービスが一番いい。こんなことでは自動引き落としで契約している家庭に申し訳ない。本来は自動引き落としで契約している家庭に一番サービスしてあげないとダメだと思う。
私はビールなど飲まないのでビール券などいらない。洗剤も『ボールド』しか使わないので他のは要らない。『ボールド』を持ってきても要らないけど。商品券も要らない。『要らない要らない』と言っていると、何故か現金をくれる。
たった3ヶ月契約で5000円くれる。あほか。コツは本当に3ヶ月で打ち切ることだ。しばらくすると電話がかかってくる。『失礼でなければ現金でどうですか?』と。失礼なことがあるものか。
でもこんなことされたら次回からもそれを期待してしまうのだ。
そんな時期、本社営業がきた。『現金くれるの?』と言ってみたら、禁止されているとそっけない答え。確かに本社営業がそんなこと出来ないだろう。ローカル営業がくるまで先延ばしした。実際問題インターネットとテレビがあるから新聞などあまり必要ではないのも事実だ。私は広告が見たいだけなのだから不本意ながらも朝日新聞をとっている。