『敗北と死に至る道が生活』その444
「せこい」を新明解国語辞典で調べてみた。『せこい』
例1
献金に百円持ってくるように友達に言われたそうで、訳の分からない息子は”せこい教会だな”と思いながらも、たった百円でたくさんお願いをしてきたという。どっちがせこいのやら。
例2
消費税が5%もかかると聞いたとき、そんなのせこいと思った。
例3
世界征服をたくらんでいるというわりには、どうして幼稚園のバスをねらったり、子供をさらったりと、せこいことばかりをするのだろうか。
例4
ただ、ぼくらは宇宙船から見た地球をポケーッと見ていたいのに、やたらにスタジオにカメラを切り替え、タレントたちにムリヤリしゃべらせたりするのは、宇宙の広さに比べて、ちょっと発想がせこい。
このイカす例文を見ていたら俺の「せこさ」なんて大したこと無いと思い一安心した。
「例3」がいい。仮面ライダー世代なのでしょう。
「例4」もいい。国語辞典に「ポケーッと見ていたい」なんて。
しかし新明解国語辞典は思いついた例文は全て載せている気がする。
「せこい」の例文が4つも載ってるなんて全然せこくないじゃないか。
新明解国語辞典はいろんな事を真面目に考えている。