『敗北と死に至る道が生活』その474
うちのマンションのエレベーターは小さい。私が上から乗って途中から乗ってきた人と1階に着いた。操作ボタンの『開』を押して私が降りるのを待っている。顔見知りならともかく。広いエレベーターならともかく。狭いエレベーターなのだから、あんたが先にさっさと降りてくれた方がよっぽど楽に降りられる。って言いたい。言ったことないけど言いたい。『あ、すみません』か何か言いながら降りてしまう。
それが親切だと思っているんだろうな。それをありがたいと思う人もいるんだろうな。全く同じサービスをされて快適に思う人もいれば、不快に思う人もいる。サービス業も難しい仕事なんだろう。私もSEというある意味サービス業に就いている。よかれと思ってやったことが違うのかもしれない。だから気を遣わないのもひとつの親切だと言えるだろう。