エレファントカシマシDB 管理人の日記 2004/01/29(木)

一番下へ

『敗北と死に至る道が生活』その511
若いうちはとかくファッションに流されがちだ。まるでファッションという川にでも飛び込んだかのように流されている。飛び込むなら裸で飛び込め。そのくらい確かなものを見る目がないとも言える。使い捨てみたいな(音)曲ばかりが売れる。だからエレカシは売れないのか。私も若い頃はスターリンや筋肉少女帯ばかり聞いていた。エレカシは BOOWY のピークが終わりかけた頃デビューしている。当時は BOOWY'ズチルドレン的なバンドばかりが流行っていた。そんな時代に何にも影響されず、己の道を行っていたエレカシは素晴らしいと思う。

通常、デビュー盤というのは、デビュー前の集大成をアルバムにすればいい訳だ。だから得てして『デビュー盤はベスト盤』と言われる。勝負は2枚目なのだとも。だからいろんなアーティストの『2枚目』というのは注目に値する。1枚目が爆発的に売れるとレコード会社は2枚目にもそれを求めてしまう。だがそういうアーティストはダメになってゆく。ツェッペリンやクイーンの2枚目を聴いたことがあるだろうか。発売当初はどちらもボロクソ言われた。今聞けば名作である。

エレカシの2枚目。『優しい川』『おはよう こんにちは』『金でもないかと』『土手』『太陽ギラギラ』『サラリサラサラリ』『ゲンカクGet Up Baby』『ああ流浪の民よ』『自宅にて』『待つ男』・・・子供たちには分からない名曲ばかりだ。だから売れないのか。

切干大根のうまさが分かるにはハンバーグだって食わなければならない。喰って食い倒してようやく素朴な味に戻っていくわけだ。エレカシは切干大根か(汗)。私にとってハンバーグは Mr.Children だったのかもしれない。それにしても20代で流行に流されず、あんな曲を作っていたってのがそもそも凄すぎるのだ。最近とある人から見せていただいた 『eZ a go go』 で放映された『奴隷天国』は本当に衝撃的だった。ミヤジは20代で確信を持った曲を作り、30代で右往左往した。右往左往の極致『ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ』も私は好きだが。

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