『敗北と死に至る道が生活』その542
最近実家が悪徳業者に騙されて、そのことについて真剣に考える機会があった。実際にはクーリングオフ制度を行使したらあっさり業者が引き取りにきて解決したのだが、改めて考えてみると本当に悪徳業者だったのだろうか?下水を点検して、ついでに床下も点検して床下の柱が腐りつつあると言って換気扇をつけた。手口だけみればテレビでみた悪徳業者の手口だ。しかしこれはテレビが正しいことを報道しているという前提に基づいているだけの話だとしたら?床下の換気扇は松下電工だって三菱だって作っている商品である。まともな業者だとして、それを売るには努力が必要だ。宣伝してもあまり売れないだろう。実際に訪問して親切に様子を見て、説明している業者も中にはいるのではないだろうか。
私たちはテレビで『悪者』として報道されるものをそのまま鵜呑みにしている。マスコミに操られている。被害者と称される人物だけの証言を元に一方的に番組を作っているのではないか。その方が番組的に盛り上がる。妙な音楽や字幕スーパーで煽り立てる。冷静に判断しなければ思想が一方向に流されてしまうだろう。
メディアリテラシーが大切になってくる。例えばコレなんか切手が貼られていない。スタッフが作ったニセモノだ。
私は最近テレビを見ずにモーツァルトを聞いている。ピアノひとつでこんなにも悲しみを表現出来るのは、ピアノが沢山あったらやかましいからではないだろうか。