『敗北と死に至る道が生活』その596
たまには外食でもしたいのだが、茹でてあるブロッコリーやら塩漬けしたキャベツなどが気になって全然外食出来ないでいる。せいぜい頑張って弁当を買って帰るくらいなものだ。弁当にブロッコリーやら漬物が入っていると外食すればよかった(汗)といつも後悔している。新宿なんかうまいものだらけだ。グルメな町に住んでいながらのひきこもり。普通の30代独身だったら、それこそ外食ばっかりなんだろうな。外で喰うのが面倒なのだ。と会社で言うとブロッコリー茹でたり、キャベツを塩漬けする方がよっぽど面倒なのだと聞く。私はちょっとおかしいのかもしれない。
一人でお洒落な店になんかには入れない。カウンターがあれば入りやすいが。
グルメ雑誌を立ち読みしていたら、覆面で店を調査するとき、記者はだいたい一人で行くらしい。取材費をなるべく抑えるためだろうか。男性記者が一人で入りにくい女性向の店なんかも取材するそうで、周りの目が痛いそうだ。
そうかその手を逆に利用して、私も記者のフリをすればいいのだ。『悪いこと書かれたくなかったらこんな男もきちんと接客しやがれ』とばかりにメモ帳片手にしていれば、いつもより余計なサービスを受けられるかもしれない。生活とはくたびれるものよ。