『敗北と死に至る道が生活』その597
HMVの試聴する機械のヘッドフォンジャックを差し替えれば録音できるのではないかと不純な動機で見に行ったのだが、さすがにジャックは抜けないように設計されていた。尾崎豊のトリビュート盤を借りてみた。Coccoの『ダンス・ホール』を聴きたかったのだ。改めて『路上のルール』は名曲だなぁ。詩がいい。青臭くなく。青い歌詞はこっちが聴いていて恥ずかしくなりがちだ。
ついでに『ニュー・シネマ・パラダイス』を借りてみた。誰もが名作だと言い切るのでそうなんだろうと思って見たら、とんでもない。クソ映画だった。あれはストーカーの話ではないだろうか。30年も引きずるような恋愛には描かれていないし、つきあい始めた動機も不明だ。ストーカー行為を受けた女性があんなに簡単に恋に落ちるものだろうか。そして30年後もストーカーになる。恋人を引き裂かれた原因のおっさんの遺品のフィルムを見るシーンで泣けるらしいのだが、さっぱり分からない。なによりこれを名作だと評価する人たちが多いという事実自体が謎だ。
私は映画が大嫌いだ。
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