『敗北と死に至る道が生活』その669
エレカシ世代のみなさんは『ガッツ石松』と言えば、ビートたけしのオール・ナイト・ニッポンだろう。やはり。村田英雄とガッツとジャイアント馬場は数々の伝説を捏造された。そんなことはどうでもいいが、私は老人化しているので、厚揚げが好きだ。子供の頃は『こんなものでご飯のおかずになるか!!』と思っていた。子供は得てして考え方が子供なので、たいがい馬鹿である。ちびっこは真似しないように。
例えばクック・ドゥー・ドゥルドゥーなどの『マーボ茄子の素』には、どういう訳だか豆腐でなく茄子を入れろと書いてある。ここに茄子でなく豆腐でもなく厚揚げを入れてみる。『マーボ厚揚げ』の完成。腹にたまっていいのではないだろうか。そこそこうまいし。(この時点ではまだ試していないというのが正解だが、読者諸氏にはそんなことは分かるまい。)カレーに厚揚げを入れてみたら肉のブロックだと思った。(この時点ではまだ試していないというのが正解だが、読者諸氏にはそんなことは分かるまい。)
暇さえあれば里芋と厚揚げと砂糖とみりんと醤油を思い浮かべ、うまく煮たらうまいんだろうなぁと想像している。私は日本人に生まれたから日本人で良かったなぁと思うが、アメリカに生まれたらきっと『日本人で良かったなぁ』とは思わないだろう。それは日本語を知らないからだ。