『反体制気取りで Windows なんか使ってちゃだめな生活』その733
浅間山の麓に行った。被害は灰をかぶったキャベツなどとテレビで放映されているが、あれはあれで大変だと思う。消費者はそれを知った上で一皮剥けば食べられるじゃないかと高崎あたりのデパートで売ったところそこそこ売り上げたと聞く。テレビで取り上げられない地元の話題としては、浅間山の南側は群馬県富岡市。養蚕業は国内ではだいぶ縮小されてはいるが、まだ細々とやっている農家がある。蚕という虫は桑の葉を食べて育つ。だから養蚕業の人は桑畑を持っている。地図記号にもあるくらいメジャーだった桑畑の桑の葉っぱに浅間山の灰がついた。火山灰というのは簡単に取れない。川でわしゃわしゃ振ったくらいでは落ちない。1枚1枚丁寧にこすり落とす必要がある。これでかなりの作業量を取られてしまうが、出来上がった絹の値段が上がる訳でもないのだろう。
農家は大変だ。旅行にもいけない。サラリーマンが一番自由業。