『腹も減って無いのに”時間だから”ってメシ喰ってるからブタになる生活』その739
台風はあぁは見えて日本の位置を知ってるな。沖縄付近で探りを入れて一気に北西に方向転換。列島を舐めるように行く。貴様ら不自然極まりない。あんなこと渋谷でやったら挙動不審で補導されるぞ。新聞紙をテーブルクロス代わりにしている。食事毎に1枚ずつ捨てていくので常に清潔だ。見た目は悪いが。普段の一人暮らしなど誰も見ないから大丈夫だ。これが例えば英字新聞だと途端に格好よく見えるから不思議だ。一人で食事をしているとテーブルに広げられた少し古い新聞記事に目が行く。普段見ないような記事をじっと見てしまう。
私が今日気になったのは野菜の市場取引。1キロ当たりいくらで取引されるかの価格が出ている。やはりダントツに高いのはマツタケ。私の両親の出身地下仁田はネギとコンニャクが有名。下仁田コンニャクの粉は高値で取引されていた。しかし粉にした状態であって、球根の値段ではない。しかもコンニャクは植えてから出荷までに最低3年はかかる。肥料が多すぎると枯れてしまう。
農家は何を育てたらもうかるのか分からない。ヘクタール当たりの生産高と原価及び生産日数とのからみがあるし、下仁田ネギは何故か下仁田でしか育たないのだ。一回長野で作ってみたら枯れてしまったんだと。一山超えただけで変わってしまう。土地には人間にわからないエネルギーがある。