『イチローはあぁは見えて180cmある生活』その749
前日に満腹に喰えば喰うほど翌日腹が減ったという経験はないだろうか。食べるという行為はエネルギーを補給することだが、『噛む』『消化する』という行為が伴うので、結果的にはエネルギーを消費している。消費した分エネルギーが必要なので、食べれば食べるほどもっと食べたくなるのだ。これを腹減りの悪循環スパイラルと仮に名づける。名づける必要などどこにもない。また、満腹に喰うとそれだけの量が次回にも来ると思った胃は自らを大きくして待ち受けてしまう。
生きていくためだけのエネルギーと、それを消化するエネルギーとの損益分岐点がどこかにある筈だが、たいていの現代人はかなり上のほうに行ってしまって太りがちである。死なない程度に喰ってすごせ。さもなくば飼いならされた豚になるがいい。