『夕陽に向かってバカヤロゥったって太陽に罪は無い生活』その869
不眠症の人の気持ちが分からない。羊など数えている暇があったら寝たらいいと思う。もしくは寝られないのだったら起きていればいい。そう言いながら仕事中寝てしまう不届き者は自分の体も管理できない大バカ者だ。私は床についたら3分と持たない。あぁ変な意味じゃなくて。だから映画が見られない。2時間も席に座ってじーっとしていなければならないと思うと、どんなに面白い映画でも寝てしまう。だから家で見るのだが、家だと布団で横になって見てしまうから、また寝てしまう。だからって背筋を伸ばして見ていたらストーリーどころではない。よしんば最後まで見られたとしても翌日にはストーリーを忘れてしまう。
私が映画を見るのにむいていない体質だということに気がつくまで40年かかってしまった。なぜこんなにかかってしまったのだろう。大勢の流れは正しいと思いがちだからだ。多くの人が面白いという『映画を見る』という行為を苦痛だと思う人間がいるなどとは想像もしない。学校の先生だって教えてくれなかった。
ところで、携帯電話にストラップをつけていない人というのはどれくらいいるのだろうか。
当たり前のことにも疑問を持って生きていかなければならない。今日、携帯電話のストラップを捨てた。多くの人がつけている。つけるもんだと思い込んでいる。充電器に乗せるとき無意識にストラップをどけてから乗せていた。ストラップを持って電話したことなど一度も無い。私にとってはストラップは邪魔なだけだった。外したらすいぶんすっきりした。
しかし『何もしない状態』が個性的になってしまう携帯電話というのもおかしな状態ではある。それがニッポン。メインストリームで勝負しない。それがエレカシとそのファンたち。