『『息子が事故を起こした』と電話があったら、『息子は今、2階にいますが』といって様子を見る生活』その875
息子なんかいないし。んなこたぁどうだっていいが、ゲーム脳っつうのを聞いたことがある。ゲームは即応性が重要だから反射神経ばかり発達し、中間の思考回路がある前頭葉を通らずに中枢神経の部分で判断を返してしまうという。『一旦溜める』というのが非常に重要なことは印鑑やサッカーにも見られる。
高い印鑑は上が分からないようになっている。苗字の上の部分に切り込みや印があるのは三文判など安い印鑑だ。高い印鑑はうかつに押せないようにどちらが上か自分で確認するしかない。これは『印鑑を押すという重要な行為に一呼吸おけ』という意味である。
またサッカーは『熱くなった奴が損をする』仕組みになっている。例え相手のファウルでも審判が下した判断を冷静に受け止められない選手はイエローまたはレッドで退場をくらう。一呼吸おくと冷静になれる。だからトップクラスの選手はどんなににくたらしくても互いに握手をしてプレイを再開する。
私も一呼吸置こう。
仕事中相手の言わんとすることが前もって分かってしまうから、つい先を急いでしまう。私は既に10手先を読んでいるから、相手の話にうなずくこともない。そうすると相手は私が話を分かっていないのだと思い、また説明を始める。
そこで私は一気に10手先の質問をする。『ここを修正したらあそこに影響が出ますよね?』今度は相手が黙り込む。10手先が読めていないから何を言われたのか分からないのだ。天才は凡人のリズムに合わせて生活しなければならない。
うちの社長がクライアントに週休3日を要求したら却下されたらしい。うちの会社は天才揃いだから、他の派遣会社の週休2日よりもよい仕事をするからだ。給料は『質』で判断すべきだが、それが難しいから『量』で判断している。作業時間の長いのろま程給料が高い。
まぁプライベートの時間が長いというのは金では買えないからこれでいいのだ。あほうどもは働け。