『7188の『浮船』はなんて格好いいのだ生活』その984
私はこうは見えても津軽三味線をベンベン弾く。ギターより気持ちがいいのはなんでだろう。『叩く』という行為も同時に行っているからだろうか。弦が無かったら太鼓だもの。だから弾く道具はピックでなく『バチ』と呼ばれる。あれの持ち方はかなり特殊だ。小指が90度外側に向く。初めて持ったときはそこで挫折する。本当にうまい人の音はパラパラパラパラしていてまるでおいしいチャーハンのようだ。ベチャっとしていない。『バチ』を叩く右手も実は微妙に叩く位置を変えている。基本的には1小節の前半は外側を叩き、後半は真ん中を叩く。太鼓と一緒だから真ん中を叩くと音が大きい。外側はカチャカチャいうだけで響かない。こういうちょっとした行為で強弱をつけてゆく。頭では分かっていながら実際は難しいんだけれども。
で、G0!GO!7188の『浮船』を聴くと非常に格好いい。三味線は出てこないのだけれどもテイストが民謡調だからか。G0!GO!7188は椎名林檎より売れてもおかしくはない。