『東京の空』その1021
日航機墜落20周年の特番を見た。機長とその家族及び事故調査委員会周辺にスポットが当たっていたが、私が一番心に残ったのは娘のカメラが発見された夫婦のところだった。カメラは少々傷があったが無事で中に残されたフィルムを現像したら最後の1枚は娘が事故機の前で笑っている写真だった。ディズニーランドで遊んでの帰路で事故にあった。フィルムにはディズニーランドで遊ぶ娘の数枚の写真が残されていて、夫婦はディズニーランドに行き、そのカメラで写真と同じ場所を探し回って同じ構図で写真を撮る。こんなに悲しい気持ちでいくディズニーランドというのもあるものかと。人にはそれぞれ人生がある。町を歩けば知らない人ばかりだが、それぞれ人生を抱えて生きている。そのことについて今のJALは危機管理を忘れてしまっている。貨物専用にしてしまえばいい。