『嘘800生活』その1323
私には窓際族というものが良く分かる。とは言っても窓際族の気持ちが、ではない。窓際族を設定する会社の気持ちだ。手っ取り早くクビに出来ないのも問題だが、やめさせると火をつけられたりする。アホはどこまでもアホだからだ。無能な人々は存在自体が罪である。『何もしないでいてくれた方がよっぽどいい』。先日、上海とのネットワークが繋がらなくなり、現地側でエンジニアを呼んでもらったり、ルーターを再起動してみたり、ルーターの設定をのぞいてみたりしたが、一向に直らない。なにせネットワークの故障なので、現地側の様子を知ることが出来ないのだ。最後には日本側の問題かもしれないということになり、NTTを呼んでわかったのが、電話線をさすポートが違う穴だったということだ。
別のグループの席替えで変えてしまったのだ。無能な人々は存在自体が罪である。『何もしないでいてくれた方がよっぽどいい』。あんたは窓際で何もしないでいてくれ。無能な人に限って『クビにする』と言うと怒る。有能な人ならクビにはされないのだが、万が一クビにすると言われたら、あぁ結構です。もっと優秀な会社に入りますと言うだろう。自分に自信があるからどうにでもなる。無能な人はどうにもならないからその会社にいたがる。クビにならないだけありがたいとも思わない。
先日窓際族が会社に対して損害賠償を請求して裁判に勝ってしまった。日本は無能に対して優しくて有能にはきびしい。有能な割合は3割で、残り7割は無能だ。で、この有能な3割だけを抜き出してグループにすると何故かまた3:7に落ち着くのだそうだ。
と、ここまで書いて三島由紀夫の『不道徳教育講座』を読んだら、似たようなことが書かれていた。太宰治を徹底的に叩きのめしていた。私は三島派なのだろう。飲料水である玉川上水の上流で入水自殺なんかするなボケ。