『キャンディーズ三昧』その1384
キャンディーズは完璧なアイドルだった。先日 NHK でキャンディーズの特番をやっていて、そういえば小学生のころのアイドルといえば、私の年代だと山口百恵の後、ピンクレディーの前。つまりキャンディーズ世代な訳。レコード盤も買った記憶がある。
改めて見てみると、衣装から化粧からファッションまで、古臭さを感じない。今だと言われてもおかしくない。時代が一巡したのだろうか。
歌謡曲というのは非常によく出来ていて、それを真摯に歌うキャンディーズの姿に何故かサムライを感じた。画面にスキのない黒澤映画というか。歌から踊りからコーラスが奇をてらわずにシンプルにまとまっていて、美学を感じた。
今更ながら知ったのだが、例の『普通の女の子に戻りたい』宣言はスタッフにも知らされないうちに、勝手にステージ上で3人が発表してしまったのだと言っていた。凄い。自ら命を絶つことで、自らを生かす道を知っていた訳だ。
今は無き後楽園球場の解散コンサートで歌われた EW&F の『宇宙のファンタジー』を聴いてなんていい曲なのだろう・・・と洋楽にのめりこんでいったのもキャンディーズのおかげかもしれない。